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こうのとりが

○○○を

おとうさんの　△△△さん

おかあさんの　□□□さんに

とどけるために

◎◎◎◎◎に　むかって

とんで　いました。

「○○○が　うまれる

　○○○○ねん○○がつ○○にち

　○○○　○○じ○○ふんまでには

　まだ　だいぶ　じかんも　あるなあ。

　ちょっと　ひとやすみして　いくかな。」

こうのとりは　ずっと　とびつづけて　いたので

つかれて　いたのです。

こうのとりは　きれいな　おはなばたけに

まいおりました。

「きもちのいい　おはなばたけだ。」

こうのとりが　そういって　やすんでいる　あいだに

○○○は　はいはいして

おはなばたけの　さんぽに　でかけました。

○○○が　おはなばたけに

はいって　いくと　そこに　きれいな

ようせいの　おうじょさまが　あらわれました。

「ここからは　ようせいの　くにですよ。

　ようせいで　ないと　はいれませんよ。」

○○○は

なんの　ことだか　わかりません。

すると　ようせいの　おうじょさまは

「○○○を

ようせいに　して　あげましょう。」

と　いって　つえを　ふりました。

すると　○○○の　せなかに

かわいらしい　はねが　はえました。

はねが　はえると

そこに　ちいさな　はなの　ようせいが　あらわれました。

「わたしが　ようせいの　くにを　あんないします。」

○○○は

はなの　ようせいの　あとに　ついて

おはなばたけの　うえを　とんで　いきました。

「ようせいの　くにの　おともだちに

しょうかいして　あげましょう。」

はなの　ようせいは　○○○を

みんなの　ところに　つれて　いきました。

「みなさーん　あたらしい　ようせいの

　○○○ですよー。」

おはなに　たくさん　ちいさな　ようせいたちが

あつまって　きました。

あたらしい　おともだちが　できて

みんな　うれしそうです。

「○○○の

　かんげいかいを　しましょう。」

みんなが　いいました。

ちいさな　ようせいたちは

○○○の　ために

ジュースを　つくろうと

たくさん　くだものを　もって　やって　きました。

○○○の　ための　ごちそうです。

「どうして　みんな　はじめて　あったのに

　こんなに　しんせつに　して　くれるの？」

「だって　○○○の

　よろこぶ　かおが　みたいんだもの。」

ちいさな　ようせいたちが　こたえました。

○○○は　うれしくて

ジュースを　いっぱい　のんで　しまいました。

「それでは　こんどは　みんなで

　かくれんぼを　しましょう。

　わたしが　おにに　なるから

　みんな　かくれて　いいですよ。」

と　はなの　ようせいが　いいました。

それを　きくと　みんなは　あっと　いうまに

おはなの　かげに　かくれました。

○○○も　いそいで

おはなの　かげに　かくれました。

でも　みんな　すぐに

はなの　ようせいに　みつかって　しまいました。

「こんどは　おにごっこを　しましょう。」

はなの　ようせいが　いうと

「こんんどは　○○○が

　おにに　なる。」

と　○○○が　いいました。

「えっ　○○○が？」

みんなは　おどろきました。

「どうして　おになんかに　なるの？」

と　みんなは　○○○に

たずねました。

「だって　みんなの　よろこぶ　かおが　みたいんだもの。」

と　○○○は　こたえました。

みんなは　○○○が

こころの　やさしい　こだと　おもいました。

それで　ようせいの　おうじょさまが

○○○を　ようせいに

したんだと　おもいました。

ちいさな　ようせいたち　みんなは

そら　たかく　のぼりました。

とりさんが　やって　きて

びっくりぎょうてんしていました。

○○○は　たのしくて　たのしくて

いつまでも　とびまわって　いました。

あまり　とびまわって　いたので

みんな　つかれて　しまいました。

ちいさな　ようせいたちは

おはなの　うえに　まいおりて

おはなの　つぼみの　なかで　おひるねを　しました。

○○○の　まわりに　みんな　よりそって

しあわせそうに　ねて　しまいました。

しばらく　ねて　いると

どこからか　かすかな　こえが　きこえて　きました。

「○○○。」

「あっ　こうのとりの　こえだ。」

みんなも

「きこえる　きこえる。」

と　いいました。

○○○が　みあたらないので

こうのとりが　しんぱいして　さがして　いるのです。

「もう　いかなくては。」

○○○は　いいました。

「また　あそびに　きても　いい？」

○○○が　たずねました。

「でも　にんげんに　なったら

　ようせいで　なくなっちゃうから

　わたしたちの　ことなんて　きっと　わすれちゃうよ。」

ちいさな　ようせいたちが　いいました。

「ぜったいに　わすれない！」

○○○は　おおきな　こえで　いいました。

「さようなら　また　くるね。」

○○○は

こうのとりの　こえの　する　ほうへ

ようせいの　くにの　おはなばたけから

でて　いきました。

すると　○○○の

せなかの　はねが　きえました。

「さようなら　また　あそびに　きてね。」

ちいさな　ようせいたちは

○○○に　てを　ふりました。

○○○が　いって　しまうと

ちいさな　ようせいたちは

「○○○は

わたしたちの　ことなんか

すぐに　わすれちゃうよ。

もう　ようせいじゃあ　ないんだから。」

「そうだよね。はねが　ないんだものね。」

と　かなしそうに　いいました。

すると　そこに　また

ようせいの　おうじょさまが　あらわれました。

そして　いいました。

「だいじょうぶ。○○○は

　こころが　ようせいに　なりましたからね。

　はねなんか　なくても　いつまでも

　みんなの　ことを　わすれませんよ。」

ちいさな　ようせいたちは　あんしんしました。

「そうだよ。○○○は

　ようせいの　こころを　もった

　ステキな　にんげんに　なるよ。」

「そうすれば　きっと　また　あそびに　きて　くれるよ。」

○○○

ようせいの　こころ　わすれないでね！